自身を顧みる
 お寺の玄関には欠かせないアイテムのひとつにこの文句の看板があります。
 「段差があるから足元に気をつけなさい」とか、「靴をそろえて脱ぎなさい」という日常の言葉として使われてますが、これは自分自身のことを顧みるのを忘れないようにという標語なのです。
 一歩を踏み出すのはあなた自身。他人のいうことばかり気にしていては前に進めません。
 一歩一歩、自分の足で丁寧にゆっくり進めばいいのです。
 馴れてるからといって、脚立に上ろうとして踏み外してしまって足を骨折するようなアイタタなことになる前に、自分の足元をよく見ましょう!!

 あ、それから靴やスリッパを揃えて脱ぐのは次に履く人が履きやすいからです。そこんとこよろしく。


 追伸、こないだの台風でうちのお寺の『脚下照顧』はどっかにいってしまいました。誰か見つけてください。
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